甘いシロップと香辛料




駅にはすでに薫がいた。
そしてソウマと…ユアもいた。



「あれ?2人珍しくない?」



あたしはそういった。
そしたら、ユアとソウマは



「あたしたち、昨日から付き合うことになった!!」



ユアがそういい終わるとソウマの後ろに隠れた。
えっ…?まじ?
突然の告白にあたしは驚いた。



「あっ、うん、咲、そうゆうこと」



つっかえながらソウマが言った。
そして、ユアの頭を優しくなでていた。
あはは、なんかお似合い。



まぁ、ソウマとユアは相談相手同士だしね。
スキになっちゃうのもわかるかも。





「ユア、おめでと」



「咲…。ありがとぉぉ~」




ユアは照れながら笑った。
そんなあたしたちを見て、



「じゃ、行くか」



薫がそういいあたしの手を引きあるいた。

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