甘いシロップと香辛料







学校について、あたしたち4人はたまっていた。
いつものとうり、4人で仲良くおしゃべり。
でも、チャイムが鳴ると…、



「あっ…やだー、ソウマー」



「ほら、勉強しろよっ!」



やっぱりクールなソウマは、笑顔でそれしか言わない。でも、もっとユアといたいんだろう、だって、ユアの手をずっと握ってる。
笑える。




「じゃー、また。あとでね、薫」


「おー。べんきょーしろよ?」



「うん」




あたしは、ユアを連れて教室にいった。
ユアは、寂しそうにソウマのクラスを眺めていた。





「ユア、授業してからね」




「はーい。。。」




ユアはしぶしぶうなずいた。
ほんとに、ソウマのこと好きだな…。
薫のこと、ふっきれたんだ…。
ユア、ありがと?






そして、教室にはいると3人の女子がこっちにきた。
女子はみんな袋を持っていた。



「咲!甘いもの食べて、勉強がんばって!!」



数人の女子があたしに可愛くラッピングされた袋を渡してきた。
皆の優しさがココロにくる…。



「あぁ、ありがと」



笑顔であたしは答えた。
そして席に着いた。


皆の気持ち、受け取ったんだから
がんばろ~…。




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