甘いシロップと香辛料
第5章
ラッピングはピンクのリボンで
テストが終り、あたしと薫はまた遊びまわるようになった。
デート…かな?
そんななか、あたしに異変がおこったのは1週間まえのこと。
「っ…。」
「大丈夫?」
ユアとトイレにいた。
いきなりの吐き気。
さっきのクレープが効いたかな…?
そうおもいながらおなかを抱えてトイレをでた。
あたしは、今、ユアとショッピング中。
クリスマスも近くなってきた今日。
あたしはユアと冬物の服やアクセなどを見に来ていたのだ。
「寒いね~、それにしても」
「そうだねー…」
あたしとユアは歩き出した。
でも、あたしは吐き気がやまず、家に帰ることにした。
「あした、土曜日でしょ?一緒に病院行くからね?」
「うん、ユアごめんね」
「いいよ」
そういい、笑顔でユアは帰っていった。