君に夢中
心についた傷
クラス替えをしてから私はしょっちゅう須波を見るようになってしまった。

須波観察?をしているうちに良い所をたくさん見つけてしまったのだ。

須波の落ち着いた低い声…。
須波のふざけているときの笑顔…。
須波の実の優しさ…。

クラスが一緒なものの話したことはなかった。
メル友というだけで直接の関わりは全くと言って良いほどなかった。

頑張らなきゃッ!須波はモテるだろうから…誰かに…。
なんて思うようになってしまった。
けど…直樹がいる。
今、須波に告ったとしても直樹がいた。そういえば最近メールをしていない気がする。とゆうか無視状態に近くなってしまっている。このまま直樹と別れちゃえば良いんぢゃね?なんて思ってしまう。そんな事は考えてはいけないのに…。
その日…ついに決心した。直樹に別れをつげる。
その夜、私は直樹にメールした。

送信メール
TO直樹
−別に好きな人できちゃった…。ごめん。別れよう。
今、見ると最悪だとすごく思う。返信がすぐにこない。一時間ほどしてケータイを見たら、メールがきていた。

受信メール
From直樹
−わかった。頑張って!

というメールだった。私は泣きそうになってしまった。直樹の今までの優しさを…直樹を傷つけてしまったことを…。

私はすぐに須波にメールした。
送信メール
TO須波
−奈々の事まだ好き?

それしか話題がなかった。奈々と須波は以前そうゆう関係だったから。

受信メール
From須波
−なんで?噂になってる?

送信メール
TO須波
−なってないけど…
まだ好きなのかなぁって思って。

受信メール
TO須波
−良かった。
朝日は好きな人いないの?
そんなメールがきてドキッとした。

送信メール
TO須波
−いるよ。須波は?

受信メール
From須波
−俺もいるよ。誰?教えて。

あなたですよ!そう言いたかった。

送信メール
TO須波
−須波も教えてくれたらね!ヒントあげるよ。同じクラス。

受信メール
From須波
−まぢっ!俺も!俺もヒントあげるテニス部の人だよ。

テニス部って…少し期待してしまった。

送信メール
TO須波
−そうなの〜?
久美とか??





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