泣きたいわけじゃなくて


何で中谷は私なんかにキスしたの?



しかも美奈が見ている前で…



美奈…どう思ったんだろう…。





押し寄せる疑問の波の中、トイレに明実と美奈が入ってきた。




「和美!!大丈夫?!」




「美奈!本当にごめん。
私、キスする気なんてなかったのに」




「うん。分かってるよ。拓海がいきなりしたんだもんね。」






すると、今まで黙っていた明実が急に口を開いて衝撃の一言を呟いた。

















「中谷は和美の事が好きなんじゃないの?」


















「えっ?!」


















3人の中に沈黙が流れた。










< 13 / 43 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop