泣きたいわけじゃなくて
―それから何日か後―
私が学校に着くと、いつもの様に相沢君と美奈と拓海が話していた。
「おはよー!今日は何の話してるの?」
声をかけると3人が振り向いた。
「あっ!和美おはよー♪」
「あのさ、もうすぐ夏休みだから4人で遊ぼうかなって話してたんだ。」
夏休みか…
早いなぁ。
「うん!それいいねぇ♪楽しくなりそう!」
「じゃあ4人でどこに行く?」
「うーん…夏だからやっぱ海?」
「おっ?海俺も好き〜!相沢は?」
「俺も嫌いじゃないけど。」
「なら決まりだね!じゃあ〜、夏休みが始まってすぐの土曜日に駅前の大通りに集合でいい?」
「うん!分かった〜」
「オッケー。」
「了解。」