泣きたいわけじゃなくて
男子「宮迫ー!廊下でお前呼ばれてるぜー!
告白の呼びだしか〜?」
「ヒュ〜♪」
全く…みんなうるさいなぁ!!
そんなわけないでしょ。
そう思い廊下に出てみるとまた、「宮迫さん」と呼ばれ心臓が跳びはねた。
「ちょっといいですか?屋上まで…。
僕、1年の今野といいます。」
「は、はい!」
「ぼ、ぼく宮迫先輩に一目惚れしました!付き合ってください!」
「えぇ〜?!?!す、すいません!ごめんなさいっ!」
私は意味の分からない返答をし、屋上から走って出ていた。
もうなんなの今日は?!
私には好きな人なんてい…「宮迫さん」
いきなり後ろから中谷に名前を呼ばれて、驚きを隠せなかった。
「えっ?何?」
「告白の返事なんだけど宮迫さ、3組の松田フっただろ?」
「うん。」
「それさ、もう1度よく考えてほしいって松田が…。
あっ!嫌ならいいんだ!」
何それ…。
なんでそれを中谷が言ってくるの…?