君だけしか映らない
「じ、自分で取りなよ!!」


…まぁ、こういう態度もわかってはいたが、やっぱ真っ赤になってる姿は可愛いな。



「オレを笑った罰。早く取れよ。」



オレはそう言って荒川を見下ろす。



「〜〜〜っ!!しょうがないなっ!!」


荒川はポケットからティッシュを取り出しオレの口元を拭いた。



「と、取れたよっ」



「クスッ。よくできました」



荒川は尚も真っ赤な顔で、不満そうにしていたがオレにはどんな表情、仕草も全てが愛しく見えた。



ヤベェ…止まりそうにないかも。


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