君だけしか映らない
「そっかぁ…じゃあ本当に委員長はパシリなんだね」
(…!!何度もパシリを強調しなくてもいいじゃない…!!)
「…本当に好きな子には普通、こんなことさせないよね?」
「…まぁ、普通はさせないと思うけど…」
「だよね。良かった〜!てっきり悠哉は委員長のこと好きなんだと思ってた。」
(は……!?)
「それは絶対にない!!そんなことあり得ないよ!!」
「だってほら…あの時校舎裏まで委員長のこと捜しに悠哉が来たじゃない?…だからそうなのかなって…」
町田さんは、あの日校舎裏に呼び出したことを悪びれた様子もなく話す。
「…あれはカバン持ちがいないって怒っていただけだよ」
笑美がそう答えると「そうなんだ〜」とさっきまでの表情とは一変して笑顔を見せる。
「あの…町田さんもクラスのみんなもすごい勘違いしてると思うけど、私と佐伯くんはホント何でもないから!!佐伯くんが私を好きになることもないし、私だって佐伯くんを好きになることはないだろうし。…きっと今のこの関係も、佐伯くんが飽きたら終わると思うし。」
もう変な誤解はたくさんだ。ここではっきり言って何とかわかってもらわないと…!!
「なんか安心した〜。委員長自身の口から聞けて良かったわ。」
そう言って町田さんは購買を去って行った。
(…誤解は解けた…のかな?)
「あ…私も早く買わないと…」
今まで混んでいた購買も、いつの間にか人が少なくなっていた。
パンもほとんど残ってなくて、佐伯悠哉のお気に入りのパンは既に売り切れていた。
笑美は仕方なく残っていたパンを買って佐伯悠哉の元に向かった。
(…!!何度もパシリを強調しなくてもいいじゃない…!!)
「…本当に好きな子には普通、こんなことさせないよね?」
「…まぁ、普通はさせないと思うけど…」
「だよね。良かった〜!てっきり悠哉は委員長のこと好きなんだと思ってた。」
(は……!?)
「それは絶対にない!!そんなことあり得ないよ!!」
「だってほら…あの時校舎裏まで委員長のこと捜しに悠哉が来たじゃない?…だからそうなのかなって…」
町田さんは、あの日校舎裏に呼び出したことを悪びれた様子もなく話す。
「…あれはカバン持ちがいないって怒っていただけだよ」
笑美がそう答えると「そうなんだ〜」とさっきまでの表情とは一変して笑顔を見せる。
「あの…町田さんもクラスのみんなもすごい勘違いしてると思うけど、私と佐伯くんはホント何でもないから!!佐伯くんが私を好きになることもないし、私だって佐伯くんを好きになることはないだろうし。…きっと今のこの関係も、佐伯くんが飽きたら終わると思うし。」
もう変な誤解はたくさんだ。ここではっきり言って何とかわかってもらわないと…!!
「なんか安心した〜。委員長自身の口から聞けて良かったわ。」
そう言って町田さんは購買を去って行った。
(…誤解は解けた…のかな?)
「あ…私も早く買わないと…」
今まで混んでいた購買も、いつの間にか人が少なくなっていた。
パンもほとんど残ってなくて、佐伯悠哉のお気に入りのパンは既に売り切れていた。
笑美は仕方なく残っていたパンを買って佐伯悠哉の元に向かった。