君だけしか映らない
佐伯悠哉は器用に笑美の携帯を操作する。
そして、全てが終了したのか「ほら」と言って携帯を笑美に返した。
「オレの携帯番号とメアド登録しておいたから。」
「はぁ?ちょっと何勝手に登録してんのよ!!」
確認のため、アドレス帳を開くと『佐伯悠哉』の文字が。
「意味わかんない!こんなの消してやるから!」
「消しても無駄。お前の番号とアドレスもオレの携帯に登録したから。お前がオレの番号を消しても、オレから連絡取ろうと思えばいつでもできる。」
「なっ…!!」
「携帯あった方が何かと連絡取れていいだろ?お前…もう教室戻れ。時間なくなるぞ。」
「言われなくても戻るわよ!!佐伯くんが止めなきゃとっくに戻ってたわよ!!」
何なの!?
珍しく謝ってきたから少し気をゆるせば、人の話しは最後まで聞かないし!携帯は勝手にいじるし!
結局まだこの関係には飽きていない様子の佐伯悠哉に苛立ちを感じながら、笑美は屋上を後にした。
そして、全てが終了したのか「ほら」と言って携帯を笑美に返した。
「オレの携帯番号とメアド登録しておいたから。」
「はぁ?ちょっと何勝手に登録してんのよ!!」
確認のため、アドレス帳を開くと『佐伯悠哉』の文字が。
「意味わかんない!こんなの消してやるから!」
「消しても無駄。お前の番号とアドレスもオレの携帯に登録したから。お前がオレの番号を消しても、オレから連絡取ろうと思えばいつでもできる。」
「なっ…!!」
「携帯あった方が何かと連絡取れていいだろ?お前…もう教室戻れ。時間なくなるぞ。」
「言われなくても戻るわよ!!佐伯くんが止めなきゃとっくに戻ってたわよ!!」
何なの!?
珍しく謝ってきたから少し気をゆるせば、人の話しは最後まで聞かないし!携帯は勝手にいじるし!
結局まだこの関係には飽きていない様子の佐伯悠哉に苛立ちを感じながら、笑美は屋上を後にした。