君だけしか映らない
「なんだよ悠哉。委員長の肩持っちゃってさ。」



その言葉に佐伯悠哉が口を開く。


「そう言ってお前、昨日の数学の宿題まだ終わってないだけだろ?」


「うっ……。」


「図星かよ。ノート提出できないのは自分のせいなわけで、荒川に八つ当たりすんなよ。」



その言葉に私の心は温かくなる。


< 7 / 261 >

この作品をシェア

pagetop