【短編】夢ー最初で最後の恋ー
好き
今は噛み締めさせて夢でもいいから…
『好き。』この2文字の小さな言葉はとてつもなく重い言葉。
罪のない人々を『恋』という迷路に引き込んで行くのだから…
今日も、和が裕斗くんのお見舞い来た。
でも、今日は裕斗くんの検査の日。
和は帰ろうとしたけど私が引き留めた。
『和、暇なの。私と喋って!!』
そう言うと和は、イスに座り直して
『変な日本語ですね。いいですよ。僕も麻友と話したかったですし。』
和はんふふ♪と笑うとくしゃっとした可愛い笑顔で笑った。