スーツ姿の王子様




でもなかなか先生はこない

先生はいつも2,3分は遅刻する

この2,3分はきっと急いでるんだろうなぁ…

急いでる先生を想像するとにやけてきちゃう。

あたしってやっぱ変態なのか!?

すると廊下から足音がすると
開いている教室のドアから先生が入ってくる。

そして教卓に荷物を置いてせっせと授業の支度をはじめる。

そんな先生の姿にくぎ付け…

じゃぁ授業はじめま-す。」

低くもなく高くもない大好きな声のトーン。


あたしの席は真ん中の列の3番目。
んで前の席が美夜。
隣はバカな男子。

こんな声を近くできけるなんて幸せ…

贅沢いうなら1番前になりたい…!

でもはずいからむり!


挨拶をすませ楽しい楽しい
先生の授業がはじまった。

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