スーツ姿の王子様


全然怖くないのに。

すると前から人が歩いてくる。

また部員かな...

下をむいて歩いてたため誰かはわからない。
すれ違うときにシューズに書いてある名前をみる

[倉本れおん]

れおんって……

「あれ?里斗?」

バッと勢いよく顔をあげるとみなれた顔があった。

「れおんじゃん!!」

れおんは同じチームでダンスを習ってるこ。

同い年だし結構長い付き合いだから仲良くしている。

あんま性格あわないような感じするんだけど。

れおんは物事をはっきりいうタイプ。

あたしはあまりいえないタイプ。

…合わなそうでしょ?

「里斗サボり??」

「当たり前じゃん。れおんも?」

「まぁね、めんどくさいし。」

やっぱめんどくさいよね。

「れおん学校何時までいる?」

「いまから帰るとこ!」

だよね。早く帰りたいからサボるんだよね…

「わかった!ばいばいっ!!」

「ばいばぁい!!」

れおんは大袈裟に手を振って去っていった



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