じぇりぃんびぃんず
■題1章■

ブランコ


一度だけ
空に向かって

「好きだぁあああ!」

と、叫んだことがある

そしたら

「俺もだぁあああ!」

と、返事がきた

夕方の公園
わたしと夏依は
ブランコに乗りながら叫んだ

もちろん
公園で遊んでいる子供や、ベンチに座っているおじさんも
わたしたちに
注目した

はずかしくなんてない!!
むしろ
清々しいくらい!!

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