桜舞うころ


この日はあっという間に時は過ぎ
今は放課後。



今日から立花さんと帰る事にした



お互い緊張して上手く話せなかったけど



僕の左手と立花さんの右手が
今の僕たちの関係を表していた



『そうだ!お互い名字じゃなくて名前で呼ばない?』




『良いよっ!』


僕を見上げる大きな目



『ゆ、、ゆうき』



自分で提案したけど…ヤバイ
遥可愛すぎ




『おぅ遥!帰ろうぜ』





余裕をかました僕の心臓の音は
繋いでいる手から遥に伝わりそうなくらい



大きく脈をうっていた







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