1ヶ月の愛 ~One Month Lover~
約束
ブーッブーッ
携帯のバイブが鳴った。
メールかと思って開けると
小森からの電話だった。
なんで電話?
もしかして誕生日忘れてたことに怒ってる?
おそるおそる携帯を耳に近づけると
「りょうちん?
メールありがとう!
」
(ホッ)
「あっ、うん」
「夢に出てきたんだ。
でどんな夢だったの?
私変なことしてなかった?」
変なことって
一緒に布団の中に…
とはさすがに言えず
「な、なんか俺の部屋で遊んでたみたい。うん。
いまいちはっきりとは
覚えてないんだよね」
「そうなんだぁ。
りょうちんの部屋なんか
行ったことないのにね」
「だよな。
俺もびっくりした。
まぁ、いつか来ればいいじゃん」
俺は焦って
とっさにそんな言葉が
出てしまった。