family
ナミ「おにぃちゃんだから言うね。ホントは寂しいよ。一昨年お母さんも亡くなって。私はまだまだ家族で出掛けたかったけど・・・。おねぇちゃんに比べたら平気だよ。おねぇちゃんあぁ見えて、お母さんがなくなった日の曜日の日毎日泣いてる。私はまだ2年生だったから、あんまり実感なかったけど・・・おねぇちゃんは中学三年の時だったから・・・お母さんと長い時間一緒だったでしょ。それに、急に私達のめんどうも見る事になってから、おねぇちゃんは弱音はかなくなったんだ。強くならないとって思ってるんだと思う。私も出来る事はやってるんだけど・・・でも限られてくるでしょ。私が中学生だったらまだ違うのかも知れないけど・・・まだ小学生だから・・・
家事ぐらいしか手伝えないんだ。後子供達の子守りかな」

直哉「大丈夫だよ。ナミがそれだけやってくれてるから、おねぇちゃんは助かってると思う。だってまだ小学三年なのに、まだまだ小さい子達の子守りは大変だよ。オレにも、中学生の弟や妹いるけど、子守りはホントよく見とかないと危ないでしょ。ショウくん達はとくに、何口にいれるか分からんし、転けるかもしれないだから、子供達の面倒を見るという事は命も預かってるって事なんだ。少し荷が重い言い方になってしまったけど・・・それだけ、おねぇちゃんはナミに頼ってるんだよ。もし、ナミが子供達の子守りがちゃんと出来なかったら、今もおねぇちゃんが見てるでしょ?」
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