天使の悪魔

In danger zone




「……ぃ…」


……ん?


「ぉ……ヵ…」


何の音…?


「おい起きろ。犯すぞ。」


ガバッ

「な…なな?!?!」

「お、起きたか。」

おおおお犯すだと?!

その言葉で私は勢いよく起き上がった。


「て、あれ?私寝ちゃったんだ…」

「ああ。もう3時間目なんだけど。」

「…え?」

さ、三時間目?

どんだけ寝たの私?!?!

一時間目サボってから三時間目まで寝るとは…

寝不足?!

違うか…

千葉さんが暖かくて心地よくて寝ちゃったんだ…

あぁっ、寝顔まで見られるなんてヤバイほど恥ずかしい!!


でも、優しいんだね。千葉さんは。

保健室まで連れてきてくれて子守までしてくれて…

「…ありがとうございますっ」

何が何でも一応お礼は言っとかないとねっ!

「ん。」

あれ?

何か物凄く眠そうな顔してるな…


「千葉さん眠いんですか?」

「ん?ああ。昨日寝てなかったからな。」



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