あたしの恋


病院に着くと
優夜の家族らしき人が
あたしに駆け寄る。


赤く腫れた目を
気にするひまもなく
病室に通された。


部屋の前で立ち止まる。


もしもの事を考えて
あたしの目には
涙がまた溢れた。


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