恋愛温度、上昇中!

ウィンドウが開いて、相変わらずぶっきらぼうに私を目線だけで助手席に促す。





「……どこ行くの?」


「ラーメン屋」



欠伸をしながら返した色気のない返事をして、関谷は、私の手をキュッと握ってから、「つめてー手」と笑った。



そんな事、自然にするから、やっぱり慣れない。

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