恋愛温度、上昇中!
「あの子、意外にロマンチストだから」
とか
「押し付けるのはよくないわよ」
とか
「朝早くから待ち伏せするのはやめなさい」
とか
助言をする内に彰俊は何故かあたしの言うことは聞くようになって、益々祥子はあたしから離れなくなった。
『だって、あいつあんたの言うことは聞くんだもん』
祥子はケロッとそう言った。
それから何故か気付けば祥子は隣にいて彰俊をあしらいながら高校生活は終わった。