強くて鈍感な彼女?!
「お前ホントに遅れてんのな。そんな奴には梓ちゃんもお似合いだな〜?」
「…それ褒めてんのか?」
「まぁまぁ。お互い友達が好きな奴の知り合いなんだからさ!
協力し合おうぜ!なっ?」
なんか上手く丸め込まれたような気もするが…まぁ、いっか。
「あぁ。」
そこで朝礼が始まるチャイムがなり颯斗は席に帰っていった。
ーその日の放課後ー
今日もいつも通りさっさと帰ろうとすると由利と如月が近付いてきた。
「風太ー!今日は一緒に帰らないの?」
「えっ!?」
如月も由利から聞かされてなかったらしい。
「帰らねーよ。お礼はもう言われたし。」
「そうなの〜?梓は一緒に帰りたくないの?」
俺はちょっと期待してちらっと如月の方をみた。
「うーん…風太さんとなら一緒でもいいと思う。」
その返答を聞き、俺だけでなく由利までが驚いて、
「梓それ…」
「如月、それどういう意味?」