強くて鈍感な彼女?!
―次の日―
〜梓Side〜
今日は少し早めに家を出て、教室で風太を待っていた。
『おはよう風太』
この言葉を言う為に昨日の夜は何度も練習した。
ただ、風太『さん』を外しただけなのに何故か言うのがこそばゆくて、なかなか口に出せなかった。
でも、練習したおかげでなんとか言える様にまで上達したのだ!
ただ風太に何かは分からないけど頑張ってほしくて、私も頑張った。
何を頑張るのかも分からないのに応援するなんて変だとは思ったけど嫌な気持ちはしなかった。
1人でまた、台詞の練習をしていると由利が来た。