強くて鈍感な彼女?!


ー風太Sideー

1人で葛藤をする梓を楽しそうに眺めていた由利に誰かが声をかける。



「おはよ」



素っ気ない挨拶だが、こんな挨拶をする奴は決まっている。












「おはよ風太」



機嫌よく振り向いた由利にぎょっとした表情で風太は恐る恐る話しだした。



「朝からご機嫌だな…。昨日の機嫌の悪さはどこへやら…
ん?如月は何してんの?」




席に着いて1人悶々と考えている如月を見つけ、不思議そうに見つめる。



「梓に励ましてもらったからもう大丈夫!
んーとね、この前の帰りの事を聞いたから風太に本当にモテてほしいの?って聞いてみただけだよ♪」



「聞いてみただけって…」



あんなに悩んでんじゃねぇか…。







ん?








悩んで…る?
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