強くて鈍感な彼女?!



颯斗はしばらく固まっていたが満面の笑顔を浮かべて由利に抱き着こうとした。



「おはよー!!!由利ちゃぁぁあーーん!」







バシッ



「さすがに抱き着くとか無し。男女友達でそんな事してる奴いないでしょ?」



頬を叩かれても颯斗は笑っている。



「そうだよね!ごめん。でもなんでいきなり…?」



これには如月がフォローを入れる。



「颯斗君!女子には女子それぞれに事情があるの!
簡単に聞いちゃダメなんだよ?」



「そっか…。俺はそれでも諦めないからね!」




キーンコーンカーンコーン




朝礼のチャイムが鳴ったので3人共自分の席に戻っていった。


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