強くて鈍感な彼女?!


ー由利Sideー




今日、颯斗には朝なんでいきなり態度が変わったのか聞かれたがそれも全て話すつもりで放課後呼び出した。



颯斗なら受け止めてくれるという確信があったから。



梓があれほど庇うんだもの。

悪い奴な訳がない。






「颯斗。」



「何?」



「聞きたいんでしょ?私の事情。」



「…聞きたいけど、無理矢理とは言わないよ。」



以外にも颯斗はみんなといる時よりも落ち着いていて、真剣さが伝わってきた。



「無理矢理なんかじゃないよ。颯斗だから話を聞いてほしいの。」



「分かった。」











それから私は、過去に新島先輩と何があったのか、これからどう颯斗と向き合うかなど全て細かく話した。



私が言葉に詰まると、颯斗は相槌をうちながらも最後までしっかり聞いてくれた。











『颯斗君は新島先輩じゃない。』





梓が言っていた言葉を思い出す。
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