彼氏君は人気者☆゛
─弱い私─
『葵く~ん!!』
『がんばれぇぇぇ!!』
サッカーの王子様こと宮崎葵。
彼は人気者。
サッカーができてかっこよくて・・・
みんなの憧れ・・・
私とはかけはなれた存在だ・・・
「松野さん!今日の放課後掃除よろしくね」
「は・・・はい・・・・」
私はいつもこうだ。
山里さんや三宅さんに掃除を頼まれる。
でも、私は断れない・・・
私は弱いんだ・・・弱いんだ・・・・。
【放課後】
「じゃあ、松野さんよろしくね~」
「は・・・はい・・・」
行っちゃった・・・・。
今日も断れなかった・・・。
逃げたいよ・・・
でも、逃げられない・・・
急いで掃除終わらせよう・・・。
そんなときうしろから声が聞こえた。
「ん?おまえなにしてんだ?」
私には聞いたことがない声だった。
でも・・・
なぜか・・・・
安心感がある・・・
まるで暖かく包まれるような・・・
─ここから私の学校生活は大きく変わりました─
~続く~