誰よりも愛してる

何が入ってるか分からないこの段ボールは

決して華奢な人間じゃなくたって重たい。


「くそっ…自分が重たい思いしたくないからって私に任せたな…」


ぶつぶつ呟きながら、いつ乗れるか分からないエレベーターを諦めて階段を上る。


< 14 / 392 >

この作品をシェア

pagetop