誰よりも愛してる

「ごめんなさい…ごめんなさい。」


止まれ。と思ってもそれとは逆に流れる涙。


「謝らなくてもいいよ…。会社で何か嫌な事でもあったかい?」と優しく委ねるような声。


「違うんです…」


私が謝ってるのは泣いてしまってる事にじゃない。


私が謝ってるのは、私の彼への気持ちに対してだった。


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