誰よりも愛してる

「どこまで運べばいいの?」


「事務室です…」


何気ないやりとり。



なんでだろう。



彼が私の名前を知っていたってだけで…



なんで?



私の鼓動が早くて、息が詰まりそう。



目の前にある彼の背中。


こんなに近くで見たのは初めてだった。



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