誰よりも愛してる


「お喋りしながら散歩しましょうよ。」


思いきって彼の腕に手を絡める。


「普段、車移動ばかりだから俺あんまり体力ないよ?」笑いながら絡めた私の手を解き、指を絡めて手を繋ぐ。


「こっちの方が俺は嬉しい。」


「私も…です。」


緊張で少し手の平が汗ばんでいたかもしれない。


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