誰よりも愛してる


「この後はどうするの?」


公園を一周して駐車場に戻った頃、彼はカナリへとへとになっていた。


「体力ないですね…運動は大切ですよ。」なんて、ちょっと偉そうな私。


「だって俺、もうおじさんだもん。」


「どこがっ!私と6歳しか違わないくせに。

見た目年齢なら絶対にタメに見えますよ。」


「そうかな?」と、まんざらでもなさそうな彼。


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