誰よりも愛してる


「もしかして、退屈させてた?

それなら謝るよ。」


申し訳なさそうに、肩を落とした彼に私はただ首を横に振った。


「お家デートってやつです。」


「お家デート…?」


キョトンとする彼。


「お家の中でのんびりまったり。

これぞ究極のデートですよ」


得意げに言った私に、彼は少し間を置いてから


また、いつもの様に私の頭をポンポンと撫でた。


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