誰よりも愛してる


慌てて彼の手から包丁を奪う。


「作った事がないから失敗した事が無いなんて…自慢できませんよ?」


「そうかなぁ…でも、失敗はした事はないんだよ?」


「作った事がないからね。を必ず最初に言わなきゃダメです。

一瞬、尊敬した私がバカでした。」



「…指切って、半ベソかいてる辺見さんを写メに撮りたかったなぁ…。」


「なんで?」


「会社の仲間に見せたかった。」


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