誰よりも愛してる


「奈緒子の恋は、誰かを傷つけてる行為だから…

正直、私は応援できないよ?」


「分かってる。」


「…だけど、話しを聞いて一緒に悲しむ事はできるからさ…。」


「…うん。」


「いつかは、ちゃんと諦めなよ?

彼の奥さんや子供に支障をきたす前に…。」


「…うん。

分かってる。」


「奈緒子…あんたって本当に不器用な奴。」


「そういう性分なのかもね。」


< 289 / 392 >

この作品をシェア

pagetop