誰よりも愛してる


彼にとっての『女』は私だけ。



それだけでも



じゅうぶん、私を満たしてくれる。



奥さんはもう彼の中で『女』になる事は二度とない。



彼に心から愛されるのは愛人の私だけの特権なんだ…。



まだ


まだ


私は堕ちきってない。



まだまだ堕ちて行ける。



どうせなら


もう二度と這い上がれない地獄の底まで…



彼と


罪を重ねたい。



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