誰よりも愛してる


職場でも会えなくて


いつもの公園で待っていても彼は来ない。


ベンチに腰をかけて、足元をくすぐる冷たい風に身震いをする。



「もうそろそろ…秋か…。」


彼と出会ってから2つ目の季節を迎える頃


ひらひら落ちる葉のように


私は今、一人で彼を待ち侘びている。


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