誰よりも愛してる



それでも


信じたかったんだ。


必ずあなたが私に会いに来てくれるって…。




だけど、私のもとへ届いたのは彼の声ではなくて、必死に私の名前を叫ぶ美沙子の声だった。




「奈緒子っ!!居たっ!」


公園の入口に見えたのは血相を変えた美沙子の姿だった。


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