Taboo Apple ~side Ryota~
「新しいパパ、お父さんがママをちゃんと幸せにしてくれるか不安だった」



は?






真っ直ぐこっちを見返してきた瞳は今までで1番、子どもらしくない瞳だった。





「…兄さん、お父さんは合格?」





「…200点」





少しはにかんだ笑顔は、瞳とは違って年相応の子どもらしいもの





そのアンバランスが、何か、何か俺を引き付けた。







これなら兄さんも幸せになれる。









でもその幸せは長くは続かなかった。







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