一目惚れ
・不安

拓磨side





美雨と付き合って
早くも2ヶ月

今は昼休み
俺と翠斗と美雨と藍那ちゃんで飯食ってるとこ


「そんで!
藍那が笑うんです!
ひどないですか!?」


俺には不安…っつか
不満がある

「聞いてます?
拓磨先輩?」



未だに敬語&先輩呼びの美雨

「あー聞いてる」

「超棒読みじゃないですかっ」


膨れる美雨

「あんさ、」


俺から言っていいのか、

「…やっぱいい」
「なんですかそれ!」

「美雨ちゃん」
「なに?
翠くん?」

ほら、
翠斗は翠くん
でタメ


なんなんだよって
俺より翠斗?
って俺嫉妬じゃん
ださ…

「拓磨先輩、妬いてる」
小声で言った藍那ちゃん

「え」
「理由は
未だに敬語使われてるし拓磨先輩って呼ばれてるから
翠斗先輩とは違ってでしょ。」




なんか心読まれてる気分




「先輩わかりやすすぎ」



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