今日も地球の上では☆2
「まぁまぁ。それに……」



純さんはそう言った後、スッと手を伸ばして、私の頬に触れたと思ったら、親指で目尻を軽く撫でた。




「真っ赤なお目々のウサギちゃんのままじゃ、いつも元気なお姉さんキャラのイメージが壊れるだろ?」




ドキッ

そう言えば、さっき泣いてしまった事、忘れていた。



それに……。

『いつも元気なお姉さんキャラ』と言う言葉で、純さんにはやっぱり全て見透かされている気がしてしまった。



子供の頃からの癖になっているから、仕方が無い。

回りに心配を掛けないように、いつも笑顔で元気な素振りをしてしまう。

辛い事や悲しい事があっても、誰にも悟られないように、自分1人で気持ちを昇華させてきた。

それでいて、誰かが困っているとついつい手を貸してしまうので、自然と『いつも元気なお姉さんキャラ』と言う感じで見られるようになっていた。


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