今日も地球の上では☆2
なんでだろう?

純さんの前では、本当の自分に戻ってしまいそうで……怖い。



でも。

今は何故か、目が離せなかった。



すると、純さんは嬉しそうにニッコリ微笑み、私の背中まであるストレートの黒髪を、スーっと手ですいた。



どうしよう……そんな優しい瞳で見られたら、そんな温かい手で触れられたら……ダメって分かっているのに、ドキドキしてしまう……。



「あの……純さん?」

「ああ、ここが何処か話してなかったな?」

「ええ、まぁ」



本当はその事じゃなかったけど、確かにそれも疑問だったから、私は頷いた。

すると、純さんが答えた。



「ここ、俺の実家なんだ」



……。

『実家』?



「ええっ?!」



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