今日も地球の上では☆2
えっ、ちょっ、ちょっと待って?

『実家』って、純さんの生まれ育った家、って事?



あれっ?

えっ、と言う事は、もしかして……あの『ママさん』って、純さんのお母さん?!



「あ、あの、もしかして、さっきの方って……」

「俺の血の繋がった、実の母親」



純さん、38才でしょ?

どう見ても、さっきの女性は50代前半にしか見えないんだけど?



「18才で俺を生んだから、あんまり親子だと思われないんだよ」

純さんは私が思っていた事を察して、そう教えてくれた。



「俺が実の息子だとバレると、実年令より老けた年だと思われるから、『おふくろ』『母さん』とか言わずに『ママ』って呼ぶように、って昔から言われててさぁ……まぁ、スナックの『ママ』だから、それだと誰も違和感ないよな?」



純さんの話を聞いてて気が付いた。

そう言えば、仕事でいつも一緒に居たけど……家族の話なんかは、私が避けていたからかもしれないけど、した事がなかった気がする。


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