今日も地球の上では☆2
「純一郎」

「ん?」

「あんた、今日、黒髪だけど……大丈夫なの?」

「ああ、大丈夫。今日は『お守り付き』だから」

「ふ~ん」



えっ? どう言う意味?

髪の色が、どうしたの?

『お守り付き』って純さんが言ったら、お母さんが私を見たけど……えっ、なんで?



あっ、それよりもご挨拶しないと。

ちょうど通り過ぎようとしていた時、私が立ち止まると。



「風花さん、純一郎の事、よろしくね」



えっ?

私、まだ名乗っていないのに、お母さんに名前を呼ばれた。

すると、私の顔を見て、お母さんはクスクスと笑った。



「なんで名前を知ってるか不思議なの? それは、この子が『いつか連れて来るから』って言ってた女の子の名前が『風花さん』だったから」



あっ……純さん、お母さんに私の話、していたんだ……。

ど、どうしよう……なんだか、嬉しくてドキドキする。


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