今日も地球の上では☆2
「あの……お母様」

「あらヤダ、『お母様』だなんてガラじゃないから恥ずかしい! 『ママ』とか『ママさん』でいいのよ」



えっ、いいのかな、そんな砕けた言い方で?



「じゃぁ……ママ、さん」

「きゃ~、嬉しい」



うわっ、ママさんに抱きつかれてしまった。



「うちは不良息子が1人だけだったから、娘が欲しかったのよ。やっと娘が出来るのねぇ~」



あっ、やっぱり誤解されてる。



「あの、ママさん、すみません」

「あっ、ごめんなさい、興奮して……急に抱きついて、苦しかった?」



ママさんはそう言って、私を自分の腕から解放した。



「いえ、そうではなくて……私、純一郎さんとは上司と部下の関係で、その……個人的にお付き合いをしているわけでは無いんです」



あれっ?

私の言葉を聞いて、ママさんは固まったまま目をパチクリしていた。



ちゃんと、伝わったのかな?

私が思わず首を傾げると。


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