今日も地球の上では☆2
「んー……ちょっと、話を整理してみようか」
ママさんは、そう言ってから目を開けて、私を見た。
「純一郎から告白された事って、無いの?」
「……はい……」
「じゃぁ、言い方を変えるけど……何か皆さんの前で、それらしい発言をした事は無い?」
『それらしい発言』と聞いて、私が入社した年の慰安旅行を真っ先に思い出した。
「会社の旅行先で、宴会の時に突然、『望月風花は俺の運命の相手だから、誰も手を出すんじゃないぞ!』……そう言った事があります」
「その後、あなたにその発言について、何か改めてフォローしたりは……していないんだよね、きっと」
「はい、何も言われていないです」
はぁ
ママさんが大きなため息をついて、ちょっとだけ両手で自分の頭を押さえたけど、すぐに苦笑いを浮かべて私を見た。
「風花さん、ごめんなさい」
えっ?
「多分、あのバカ息子、その宴会の席での発言が『告白』のつもりなんだわ」
「だって、『好き』とも『付き合って』とも、そんな言葉が無いのに……」
「今まで真面目に女性と付き合った事が無いから、それで気持ちが伝わったと思って、きっと満足したんだねぇ」
ママさんは、そう言ってから目を開けて、私を見た。
「純一郎から告白された事って、無いの?」
「……はい……」
「じゃぁ、言い方を変えるけど……何か皆さんの前で、それらしい発言をした事は無い?」
『それらしい発言』と聞いて、私が入社した年の慰安旅行を真っ先に思い出した。
「会社の旅行先で、宴会の時に突然、『望月風花は俺の運命の相手だから、誰も手を出すんじゃないぞ!』……そう言った事があります」
「その後、あなたにその発言について、何か改めてフォローしたりは……していないんだよね、きっと」
「はい、何も言われていないです」
はぁ
ママさんが大きなため息をついて、ちょっとだけ両手で自分の頭を押さえたけど、すぐに苦笑いを浮かべて私を見た。
「風花さん、ごめんなさい」
えっ?
「多分、あのバカ息子、その宴会の席での発言が『告白』のつもりなんだわ」
「だって、『好き』とも『付き合って』とも、そんな言葉が無いのに……」
「今まで真面目に女性と付き合った事が無いから、それで気持ちが伝わったと思って、きっと満足したんだねぇ」