今日も地球の上では☆2
ママさんは優しい笑顔で、再び訊いた。

「純一郎の事、好き?」



私……。



「はい! 私、純一郎さんの事が、好きです。とても大切な人だと思っています」

「良く出来ました♪」

ママさんはそう言って、私をギュッと抱き締めた。



ああ、純一郎さんが温かいのは、このママさんに育てられたからなんだ。

そう思うと、体だけでなく、心の中も温かくなってきた。

その時。



「風花、悪いけど……」

そう言いながら純一郎さんがドアを開けて、私達を見て……固まった。



「あ~ら、純一郎。風花さん、可愛いわね~♪ やっぱり女の子は、抱き心地もふわふわしてていいわ~♪」

「えっ、あの、ママさん」



急にテンションが高くなったママさんに戸惑うと。

グイッ

私とママさんが、強引に引き離された。



「俺だって、まだそんなガッツリ抱き締めた事が無いのに……ふざけんな! 風花、帰るぞ」



あっ。

今度を私の腕を持ち上げて、私を立たせた。


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