今日も地球の上では☆2
もっと一緒に居たい。

それは今までに感じた事が無い感情だった。



ここは自分の家なんだから帰って来る筈なのに、このまま離れ離れになりそうな気がして……淋しい、とさえ思ってしまう。

元はと言えば、私が腫れるまで泣いてしまったんだから、自業自得なのに。



トン



あっ。

純一郎さんが立ち止まったのに気が付かず、背中にぶつかってしまった。



「ごめんなさい」

私がそう言って、1歩離れようとしたら。



ギュッ

いつの間にか振り返った純一郎さんに、抱き締められた。



えっ、な、なんで?

頭の中が、真っ白になる。


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