今日も地球の上では☆2
「だって、女性好きな純さんが女の人と話す度にヤキモチ妬いてたら、1日中怒ってなくちゃダメじゃないですか? 風花さんは大人だから、純さんの事、理解してるんですよ」

ミューちゃんが、フォローするつもりでそう言った。



いや、でも、本当に私達は付き合ってる訳では無いから……純さんのプライベートまで干渉出来ないだけなんだけど……。



すると、純さんが優しい笑顔で私を見ながら、ボソッと呟いた。



「たまには嫉妬してくれた方が、嬉しいんだけどなぁ」



ドキッ

鼓動が大きく鳴った。



なんでそんな、『私だけ特別』みたいな事を、平気で言うの?

純さんにとっては、女性はみんな平等に『好き』なんでしょ?



私は胸の奥がザワザワする感覚を隠すように、ニッコリと笑った。



「ほら、のんびり話をしていると、業務開始の時間になっちゃうよ? 純さんも、今日はこれから銀行とお客様の所へ行くのに、遅れてしまいますよ?」


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